母子家庭で任意整理した方が良いのかな?
と悩んでいるなら必ず読んでください。
現在、お子様を抱えて尚且つ借金があり、生活苦に陥っているなら任意整理は有効な手段です。
とはいえ、子供への影響や任意整理の条件、デメリットなど不安なことは多いはず。
この記事では、母子家庭の任意整理について分かりやすく解説します。
以下のことを知りたいなら、是非ご覧ください。
- 母子家庭に、なぜ任意整理が向いているのか
- 任意整理のデメリット
- 任意整理が子供の将来に影響するのかどうか
- 母子家庭(シングルマザー)にオススメの借金相談方法
- 闇金の借金はどうしたら良いか
任意整理が母子家庭に向いている理由
母子家庭(シングルマザー)に任意整理が向いている理由はいくつかあります。
債務整理には4つの種類がありますが、その中で任意整理は断然オススメです。
ちなみに、債務整理の4つの種類とは以下の通り。
- 自己破産
- 個人再生
- 任意整理
- 特定調停
では早速、任意整理が母子家庭に向いている理由を見てみましょう。
借金理由を問われることはない
任意整理なら、借金理由に問わず手続きすることができます。
例えば、生活費や浪費、ギャンブルなど・・借金理由を気にする必要はありません。
任意整理する相手(債権者)を選べる
任意整理の大きな特徴として、「任意整理をする相手を選べる」ということが挙げられます。
「車がないと子供の送り迎えができないから困る」という場合には、車のローンは任意整理の対象外にすれば車は残せます。
保証人への迷惑を避けられる
あなたの借金の中に保証人が付いているものがあるなら、その借金を任意整理の対象外にすれば保証人に迷惑はかかりません。
将来利息がカットされて借金額が少なくなる
将来利息とは、文字通り「あなたが将来的に支払う利息」のことを指します。
任意整理で無事に交渉がまとまれば、将来利息をカットできます。
遅延損害金もカットされることが多い
遅延損害金を軽視していると知らず知らずの間に返済額は膨らみますので、遅延損害金をカットできれば更に負担は減ります。
返済期間は3~5年で、毎月の負担が軽減される
任意整理は利息のカットで借金を減額し、残った借金を3~5年かけて返済していきます。
複数社からの借金がある多重債務に陥っているなら尚更、無理のない長期的な返済によって毎月の負担は軽減されるでしょう。
裁判所に行かなくても良い
債務整理の全ての手続きが「裁判所に行かなくてはいけない」ということではありません。
任意整理は裁判所に関係しない手続きなので、あなたが裁判所に出向く必要はありません。
全国対応の事務所なら地方民でも安心
実は、任意整理なら電話のやり取りで依頼を受けてくれる事務所があります。
書類のやり取りを郵送で行い、依頼をするという方法がとれれば、わざわざ遠い場所に出向いて依頼しに行く必要はありません。
費用は分割払いが可能、手頃な料金設定
借入している件数や依頼する事務所によって費用は異なりますが、多くの事務所では任意整理の費用は分割払い可能です。
また、債務整理の手続きの中でも任意整理は手頃な料金設定となっていますので依頼しやすいと言えるでしょう。
誰にもバレずに手続き可能
任意整理は裁判所を通さずに行う手続きのため、手間も少なくて流れが非常にシンプルです。
裁判所を通す個人再生や自己破産とは違って必要書類は少ないので、両親や子供、職場等にバレずに完済を目指すことが可能です。
司法書士や弁護士が全てやってくれる
特定調停は任意整理と良く似た性質がありますが、手続きや債権者との交渉は全て自分でやらないといけません。
しかし、任意整理を司法書士や弁護士に依頼すれば、書類の作成から債権者との交渉まで全てやってくれます。
特に、債権者との交渉は素人にはハードルが高く、債権者から不利な条件を突きつけられることも少なくありません。
任意整理の経験が豊富な司法書士や弁護士に任せておけば、減らせる借金は極力減らすように上手く交渉してくれます。
母子家庭が任意整理した時に生じるデメリット
母子家庭(シングルマザー)の任意整理はメリットが非常に多いですが、全くデメリットがないわけではありません。
デメリットが少ない任意整理にも、主に以下のデメリットがあります。
約5年間はクレジットカードは作れない?
任意整理では、完済してから約5年間は新たにクレジットカードを作れません。
新規の借入もできません。
しかし、デビットカードを作ればクレジットカードと同じように利用できます。
違いは、クレジットカードはお買い物したら、1ヶ月も先に銀行から引き落としされるケースが多いですが、デビットカードでの買物は、即座に銀行口座から引き落とされる点。
つまり、デビットカードでの買い物は借金ではないため任意整理後も利用できるのです。
また、任意整理(債務整理)した後は「クレジットカードは一生作れない」と思ってる人は多いですが、それは違います。
国内にある3つの信用情報機関に5~10年間はあなたの情報が登録されていますが、一定期間が経過すれば登録情報は消えるからです。
その後なら、クレジットカードを作ったり、新たな借入はできるようになります。
注意点としては、一定期間が過ぎても任意整理した会社のクレジットカードは審査が通らない可能性が高いです。
任意整理した会社とは別のクレジットカード会社を利用すれば問題ないことですが、頭の片隅に覚えておきましょう。
任意整理に応じない貸金業者もある
状況しだいでは、貸金業者に任意整理に応じてもらえないことがあります。
例えば、借入してから1回も返済してないなど、借入から間もない状況で任意整理を申し出たケースです。
借金が無くなるわけではない
これはデメリットというよりも任意整理の特徴に関わることですが、自己破産とは違って任意整理は借金がゼロになりません。
また、減額幅も個人再生ほど大きくありません。
そうは言っても、利息をカットできるだけでも、返済するにおいて大きな違いはあります。
母子家庭が任意整理した時に考えれる子供への影響とは?
母子家庭(シングルマザー)が任意整理する前に考えずにはいられない事・・それは「我が子への影響」ではないでしょうか?
でも、ご安心を。
任意整理をしても、基本的に自分の子供への影響はありません!
ただ、将来的に奨学金を借りる予定なら影響がないとは言い切れません。
なぜなら、奨学金には保証人が必要だからです。
先程お伝えしました通り、任意整理をすると一定期間は信用情報機関に載ってしまいます。
いわゆるブラックリストに載っている状態なので、「保証人になりたくてもなれない」という状況に・・。
なので、例えば5年以内に大学進学する予定のお子様をお持ちなら、慎重に任意整理を検討した方が良いでしょうね。
ブラックリストに載っていても「機関保証」を利用すれば大丈夫!
少しだけお金はかかりますが、保証人の代わりになってくれる保証会社を利用すれば、あなたのブラックリスト問題はクリアできます。
これは、「機関保証」という制度です。
Wikipediaには、機関保証について以下のように書かれています。
機関保証(きかんほしょう)とは、保証料を支払うことによって法人が連帯保証人の役割を果たす制度。信用保証とも。対義語は自然人保証、保証人である。
保証を請け負う法人には保証機関(信用保証協会などの団体)・保証会社(信用保証会社)があり、俗に保証屋などと呼ばれる。(後略)
引用:Wikipedia
「機関保証」
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%9F%E9%96%A2%E4%BF%9D%E8%A8%BC
(参照日 2019-05-23)
ちなみに、保証料の目安につきましては、以下の「日本学生支援機構」の公式ホームページから詳しく確認できます。
保証料は、貸与月額、貸与月数、貸与利率、返還期間等により異なります。
引用:日本学生支援機構(JASSO)
「保証料」
https://www.jasso.go.jp/sp/notice/index.html
(参照日 2019-0523)
→ 母子家庭や父子家庭なら格安で債務整理できる事務所はこちら
任意整理には条件があることを覚えておこう
母子家庭(シングルマザー)でも、安心して任意整理できるというのはご理解頂けたと思います。
しかし、任意整理には「利用できる条件」があることも知っておかなければなりません。
任意整理に必要な条件は、主に以下の通りです。
返済していけるだけの安定した収入
これは任意整理の必須条件となりますが、3~5年かけて毎月返済していけるだけの安定した収入がないと手続きは厳しいです。
無収入や安定した収入がない場合は「返済能力がない」と判断され、司法書士や弁護士に任意整理を断られがちです。
ただし、必ずしも「仕事をしている人じゃないとダメ!」という意味ではありません。
あなたの周りに、長期的に借金返済を支援してくれそうな人がいるなら話は別です。
例えば、ご両親や兄妹、親戚や婚約者など・・。
協力を得て毎月きちんと返済していけそうなら、任意整理できる可能性は高いです。
完済を目指す意思があること
任意整理をしても尚、滞納を繰り返して話がこじれてしまうと裁判になってしまったり、自己破産を選択せざるを得ないケースがあります。
なので、「真面目に完済を目指す!」という強い意志が必要です。
闇金の借金は債務整理とは違う手続きが必要だと覚えておこう
あなたがもし闇金から借金しているなら、債務整理とは別の手続きが必要だということを覚えておきましょう。
闇金対応は、闇金問題を得意としている司法書士や弁護士に依頼しなければ解決は極めて難しいです。
減額ではなく借金返済を免除してほしいなら自己破産
あなたが、借金を減額するのではなく借金をチャラにしたいと言うなら、借金がゼロになる自己破産が向いているでしょう。
ただし、自己破産にはデメリットも多いので、任意整理よりも慎重にならないといけません。
それを自分で判断するのは難しいと思いますので、詳しくは法律のプロである司法書士や弁護士に相談するといいでしょう。
母子家庭(シングルマザー)に向いている任意整理の相談方法
母子家庭(シングルマザー)に向いている任意整理の相談方法をご紹介します。
わざわざ司法書士や弁護士事務所に出向いて相談に行くのは面倒・・・。
最初から電話するのはちょっと怖いな・・・。
そんなあなたにピッタリなのが、無料で使える『借金減額診断シミュレーター』です。
借金を減額できるかどうか知ることも出来ますし、必要なら司法書士や弁護士に無料相談できます。
確実に債務整理に強い法律家を見つけたいなら是非オススメです。
→ 母子家庭や父子家庭なら格安で債務整理できる事務所はこちら
まとめ
母子家庭(シングルマザー)の任意整理について、不安や疑問は解消しましたか?
「債務整理=自己破産」だと勘違いしてる人も多いですが、債務整理の種類によって、こんなにも違いがあることが良く分かったはずです。
あなたの借金問題は必ず解決します!
あなたの身近な人や子供に影響なく借金問題を解決できる「任意整理」なら、あなたも安心して利用できることでしょう。
まずはメールでもいいので、今すぐ債務整理に強い司法書士や弁護士に一度相談してみると良いでしょう。