自己破産をしても作れるクレジットカードはあるのでしょうか?
それとも、作れないのでしょうか?
答えを言うと、自己破産するとクレジットカードは5年から10年作れなくなります。
では、自己破産後にネットでの買い物とかどうすれば良いのでしょうか?
実は!
クレジットカードの代わりになるカードがあります。
以下では、詳しくご紹介したいと思います。
では早速参りましょう!
自己破産後にすぐにつくれるカードは?
実は、自己破産をしてもつくれるカードがあります。
それがデビットカードです!
自己破産をすると、信用情報に問題ありと記録され、いわゆる「ブラックリスト」に載ってしまいます。
ローンをはじめとする、金融取引は全て断られてしまい、新規のクレジットカードの審査は、まず通らないと言っていいでしょう。
しかし!
デビットカードは、この「審査」が無いので自己破産をした人でも、作ることができるカードです。
付け加えると、審査に自信の無い人や通常審査が通らない人、審査を受けたくない人でも作ることができるカードと言うことです。
ただし、世の中には例外と言うことも稀にあります。
例外的に、デビットカードが作れない人もいますので、後半で詳しく説明します。
デビットカードとはどんなカード?
では、デビットカードとは、どんなカードでしょうか?
デビットカードとは、銀行口座の支払い専用のカードです。
銀行口座を持っている15歳以上の人なら、誰でも作ることができます。
もし、銀行口座が無い場合は、銀行口座を開設するときに、キャッシュカードと一緒に申し込むこともできます。
デビットカードは、キャッシュカードに現金一括払いの機能が付いたカードと言う感じです。
デビットカードの支払い方法は?
デビットカードの支払い方法はクレジットカードと同じです。
買い物をする時にデビットカードを提示して決済をするだけです。
クレジットカードと違う点は、決済をした瞬間に、その場で銀行口座から代金が引き落とされるという点。
例えるなら、現金で買い物をしている感覚と同じで、デビットカードがお財布代わりと言った感じでしょう。
デビットカードを持つメリットは?
デビットカードを持つと、どんなメリットがあるのでしょうか?
デビットカードのメリット一覧
デビットカードのメリットは、以下のように沢山あります。
- カードを作るときに審査が不要
- 使い過ぎの防止ができる
- お金の管理が楽
- 現金より安全安心お得
- クレジットカードと使い方が同じ
- 使える店舗やサービスが多い
- 学生でも持てる
- 補償が充実
もう少し詳しく説明しましょう。
カードを作るときに審査が不要
デビットカードは、現金取引(現金による売買)です。
クレジット(信用取引による販売)ではないので、信用情報を必要としません。
なので、デビットカードを発行する時は審査は不要なんです。
例え自己破産をした人でもカードを作ることができると言うワケです。
使い過ぎの防止ができる
基本的に、口座残高の範囲以内なら利用できますし、利用範囲以上に使い過ぎることはありません。
使い過ぎを防止したい場合は、利用限度額を設定することも可能なので安心です。
お金の管理が楽
デビットカードは、買い物をすると即座に銀行口座から代金が支払われます。
よって、通帳に支払い記録が残りますので、お金の管理は一目瞭然です。
ATMの利用時間帯を気にすることなく利用できるの嬉しいポイントです。
また、アプリを使えば代金引落しと同時に通知も来ますので、不正もすぐに分かります。
現金より安全安心お得
買い物をする時デビットカードで買うと、いろいろなメリットがありますす。
たとえば、ポイントが付与されたり、キャッシュバックがあったり、万が一のショッピング保険が付いていたり、同じ現金一括即時払いなら、デビットカードの方がお得かと思います。
クレジットカードと使い方が同じ
デビットカードの使い方は、クレジットカードの使い方と全く同じ手順です。
支払い方法は「一括払いのみ」ですが、クレジットカードとほぼ同じ使用感です。
使える店舗やサービスが多い
デビットカードは、銀行発行の口座に直結した決済用(支払い専用)のカードですが、
銀行によっては国際ブランド(VISA・JCB・MasterCardなど)と提携をしています。
この国際ブランドと提携をしているデビットカードは、同じブランドマークの世界中の店舗で問題無く使用することができます。
学生でも持てる
デビットカードなら、通常だと審査が通らない15歳以上(中学生不可)の学生でも、銀行口座があればカードを作ることができます。
また、年金をもらっている世代の人でも、デビットカードを作ることができます。
補償が充実
デビットカードでの取引は、銀行口座に直結していますので、セキュリティーも万全です。
しかも、万が一の補償も充実していて、不正使用による補償もあるので安心です。
出典:りそなグループ公式サイトより
(参照:2022/07/24)
デビットカードを持つデメリットは?
デビットカードを持つと、メリットだけではありません。
どんなデメリットがあるのでしょうか?
では、デメリットもしっかり確認しておきましょう。
デビットカードのデメリット一覧
デビットカードには、以下のデメリットもあります。
- クレジット・分割・リボ払いができない
- 残高がないと利用できない
- クレヒスが付かない
- ポイント還元率が低い
- 高速道路やガソリンスタンドは使用不可
デメリットも、ちゃんと知っておくことが大事ですね。
クレジット・分割・リボ払いができない
デビットカードは、クレジットカードではないので、クレジット・分割・リボ払いはできません。
支払いも「一括払いのみ」です。
残高がないと利用できない
デビットカードは使い過ぎ防止もできるカードですが、口座に残高が無ければ利用することはできません。
こまめに残高を確認することが必要です。
クレヒスが付かない
デビットカードは、クレジットカードではないので、クレヒス(クレジット・ヒストリー:返済信用履歴)は付きません。
ポイント還元率が低い
クレジットカードほどポイントも付きませんし、キャッシュバックも驚くほど受けられませんが、現金で買い物をするよりお得なのは間違いありません。
高速道路やガソリンスタンドは使用不可
デビットカードの支払いシステム上、高速道路の料金やガソリンスタンドの支払いにはデビットカードは向いていないので利用ができません。
デビットカードが作れない人はどんな人?
冒頭で「自己破産をしてもデビットカードは作ることができます」と言いましたが、
残念ながら、例外的にデビットカードが作れない人もいます。
銀行口座が開設できない人
住所不定で身元確認ができない場合や過去に口座・名義が犯罪に関わったなどの場合は、デビットカードの申込みは断られてしまうでしょう。
※自己破産が理由で、銀行口座の開設を断られると言うことはありません。
過去に銀行とトラブルがあった人
デビットカードを作りたい銀行と過去にトラブルがあった場合は、デビットカードの申込みを断られるケースがあります。
銀行とのトラブルとは、例えば、銀行に融資を受けている最中に、支払いの延滞を繰り返したり、3か月以上の長期延滞をしたりした場合を言います。
銀行とのトラブルがあると、デビットカードの申込みを断られてしまうことがあります。
※この場合、もしかしたら「社内ブラック」の可能性がありますので、もし、断られたら、今までに取引をしたことがない銀行に申込んでみると解決するかも知れません。
まとめ
自己破産しても作れるクレジットカードのまとめです。
- 自己破産をしてもデビットカードは作ることができます。
- デビットカードとは、銀行口座を持っている人なら、自己破産をした人でも作ることができる、銀行口座支払い専用のカードです。
- デビットカードの支払い方法は、銀行口座からの即時決済払いです。
- デビットカードのメリット
1.カードを作るときに審査が不要
2.使い過ぎの防止ができる
3.お金の管理が楽
4.現金より安全安心お得
5.クレジットカードと使い方が同じ
6.使える店舗やサービスが多い
7.学生でも持てる
8.補償が充実 - デビットカードのデメリット
1.クレジット・分割・リボ払いができない
2.残高がないと利用できない
3.クレヒスが付かない
4.ポイント還元率が低い
5.高速道路やガソリンスタンドは使用不可 - 例外的にデビットカードが作れない
▪銀行口座が開設できない人
▪過去に銀行とトラブルがあった人
デビットカードはこんなに便利で、使い勝手の良いカードです。
自己破産をしても作ることができますので、クレジットカードじゃなくても充分利用価値の高いカードです。
自己破産をした人は、デビットカードなら持つことができるので、備えておくと心強いですね。
不明点がある場合は、債務整理の実績の豊富な事務所に相談してみましょう。