無職の期間があると、「今からでも働けるのか」「未経験でも受かる仕事はあるのか」と不安になりますよね。
ですが実際には、未経験でも入りやすく、再スタートしやすい仕事はあります。
大切なのは、見栄えよりも入りやすさ・続けやすさ・求人の多さで選ぶことです。
この記事では、厚生労働省の職業情報をもとに、無職から再就職しやすい仕事をランキング形式でわかりやすくまとめました。
出典:厚生労働省 職業情報提供サイト job tag「未経験でも比較的入りやすい職業」
無職期間があっても受かりやすい人の特徴
同じ無職期間がある人でも、再就職しやすい人には共通点があります。
- 勤務条件を絞りすぎない
- 連絡や返信が早い
- シフトや勤務時間の相談がしやすい
- 最初から理想条件を求めすぎない
- 「まず働くこと」を優先している
無職からの再就職では、完璧な条件を探すより、入りやすい仕事から立て直す方が成功しやすいです。
仕事選びで失敗しない基準
再就職しやすい仕事を選ぶときは、次の4つで見ると失敗しにくいです。
- 入りやすいか
- 続けやすいか
- 体力負担が重すぎないか
- 人間関係や仕事内容が自分に合うか
この基準で見ると、無職からでも挑戦しやすい仕事がかなり絞りやすくなります。
ランキングの基準
今回のランキングは、次の点をもとに順位を決めています。
- 未経験で入りやすいか
- 入職前の実務経験が求められにくいか
- 仕事を覚えるまでの期間が短めか
- 求人の数や探しやすさがあるか
「未経験でも入りやすい仕事」の判断基準
「未経験でも入りやすい仕事」といっても、何となく決めると失敗しやすいです。
ひとつの目安になるのが、厚生労働省の職業情報提供サイトが示している基準です。
- 就業前の実務経験が「特に必要ない」〜「1か月未満」が50%以上
- 就業前の訓練期間が「特に必要ない」〜「1か月未満」が50%以上
つまり、無職から再就職しやすい仕事を探すときは、経験ゼロでも入りやすく、入ってから覚えやすい仕事かどうかを基準にすると失敗しにくいです。
出典:厚生労働省 職業情報提供サイト job tag「未経験でも比較的入りやすい職業」
無職からの再就職で避けた方がいい仕事
無職期間があると、「どこでもいいから受かりたい」と思いやすいですが、最初の仕事選びを間違えると短期離職になりやすいです。
- いきなり高い専門スキルを求められる仕事
- 未経験不可なのに教育体制が弱い仕事
- 体力負担が重すぎる仕事
- ノルマが強く、メンタル負担が大きい仕事
- 勤務時間が不規則すぎて生活が崩れやすい仕事
無職からの再就職では、年収の高さよりも、まず続けやすいかを優先した方が立て直しやすいです。
1位 倉庫作業員
無職からの再就職で、まず候補に入れやすいのが倉庫作業です。
- 未経験歓迎の求人が多い
- 仕事内容がわかりやすい
- 接客が少ない
- 仕分け・搬入出・梱包など求人の幅がある
厚生労働省のjob tagでは、倉庫作業員は入職前の実務経験が「特に必要ない」77.8%、訓練が「特に必要ない」68.9%です。さらに、独り立ちまでの期間は「すぐに即戦力」35.6%、「1か月以下」15.6%で、比較的早く仕事を覚えやすい職種です。
- 向いている人:黙々と働きたい人、接客が苦手な人、シンプルな作業が好きな人
- 向いていない人:単純作業が苦痛な人、立ち仕事がかなり苦手な人
- 注意点:荷物の重さ、空調の有無、夜勤の有無は事前確認が必要
→ 工場の仕事が未経験でも採用されやすい理由
出典:厚生労働省 職業情報提供サイト job tag「倉庫作業員」
2位 ビル清掃
清掃は、経験ゼロからでも入りやすい定番の仕事です。
- 特別な資格がなくても応募しやすい
- 作業内容が比較的シンプル
- 黙々と働きやすい
- オフィス、病院、学校など勤務先が広い
job tagでは、ビル清掃は入職前の実務経験が「特に必要ない」77.2%、訓練が「特に必要ない」71.9%です。独り立ちまでの期間も、「すぐに即戦力」31.6%、「1か月以下」28.1%となっており、再就職の入口としてかなり入りやすい仕事です。
- 向いている人:人間関係の負担を減らしたい人、コツコツ働ける人
- 向いていない人:汚れ作業に強い抵抗がある人、立ち仕事が難しい人
- 注意点:トイレ清掃の有無、勤務先ごとの負担差、早朝勤務の有無は確認した方がよい
出典:厚生労働省 職業情報提供サイト job tag「ビル清掃」
3位 スーパー店員
スーパーの仕事も、無職から再就職しやすい仕事の代表格です。
- 求人が多い
- レジ、品出し、売場整理など役割がわかりやすい
- パートや短時間勤務から入りやすい
- 自宅近くで探しやすい
job tagでは、スーパー店員は入職前の実務経験が「特に必要ない」73.6%、訓練が「特に必要ない」60.4%です。独り立ちまでの期間は「1か月超〜6か月以下」50.9%が最多で、未経験でも現場で覚えていきやすい仕事です。
- 向いている人:人と接するのが極端に苦ではない人、近場で働きたい人
- 向いていない人:接客がかなり苦手な人、土日勤務がまったくできない人
- 注意点:レジ中心か品出し中心か、立ち仕事の長さは確認が必要
出典:厚生労働省 職業情報提供サイト job tag「スーパー店員」
4位 コールセンターオペレーター
座り仕事を希望するなら、コールセンターは有力候補です。
- 体力負担を抑えやすい
- 未経験歓迎の求人がある
- マニュアルや研修がある職場を選びやすい
- 接客経験を活かしやすい
job tagでは、コールセンターオペレーターは入職前の実務経験が「特に必要ない」61.5%です。訓練も「特に必要ない」38.5%、「1か月以下」25.0%で、比較的短期間で入りやすい職種です。
- 向いている人:丁寧な話し方ができる人、座り仕事を希望する人
- 向いていない人:電話対応に強い苦手意識がある人、クレーム対応で引きずりやすい人
- 注意点:受電中心か発信中心か、営業色の強さ、クレームの多さは要確認
出典:厚生労働省 職業情報提供サイト job tag「コールセンターオペレーター」
5位 介護職
介護職は、体力面の合う人なら再就職しやすい仕事です。
- 人手不足で求人が多い
- 未経験可の求人がある
- 働き方の幅が広い
- 資格を取れば条件アップも狙いやすい
施設介護員は、job tagで入職前の実務経験が「特に必要ない」41.7%です。さらに、厚生労働省資料では、介護関係職種の有効求人倍率は3.97倍で、全職業平均の1.16倍よりかなり高くなっています。仕事の負担はありますが、再就職先としては強い分野です。
- 向いている人:人と関わる仕事が苦ではない人、安定して働きたい人
- 向いていない人:体力面の不安が大きい人、対人ストレスが強い人
- 注意点:夜勤の有無、身体介助の重さ、施設の種類で働きやすさが大きく変わる
出典:厚生労働省 職業情報提供サイト job tag「施設介護員」
厚生労働省「介護人材確保の現状について」
6位 一般事務
事務職は人気がありますが、条件を絞りすぎなければ再就職先として狙えます。
- 座り仕事が中心
- 社会人経験を活かしやすい
- 派遣や補助業務から入りやすい求人がある
- 電話応対や入力ができれば応募しやすい求人もある
job tagでは、一般事務は入職前の実務経験が「特に必要ない」56.3%、訓練が「特に必要ない」54.2%です。人気職なので競争はありますが、応募条件の低い求人から入るなら十分現実的です。
- 向いている人:PC入力ができる人、細かい確認が苦にならない人
- 向いていない人:デスクワークが苦手な人、細かい作業がかなり苦痛な人
- 注意点:人気職なので、条件を絞りすぎると決まりにくい
出典:厚生労働省 職業情報提供サイト job tag「一般事務」
7位 医療事務
医療事務は、ブランクありの人にも人気がある仕事です。
- 体力負担が少ない
- 病院やクリニックで働ける
- 長く続けやすい
- 資格があると有利になりやすい
job tagでは、医療事務は入職前の実務経験が「特に必要ない」52.9%、訓練が「特に必要ない」49.0%です。未経験でも入れる求人はありますが、事務や受付の中ではやや人気が高いため、完全未経験なら上位の仕事よりは一歩難しくなります。
- 向いている人:丁寧な対応ができる人、長く安定して働きたい人
- 向いていない人:細かい事務処理がかなり苦手な人、受付対応に強いストレスを感じる人
- 注意点:病院かクリニックか、レセプト業務の有無で負担が変わる
出典:厚生労働省 職業情報提供サイト job tag「医療事務」
無職から再就職しやすい仕事の共通点
ここまでの仕事には、はっきりした共通点があります。
- 未経験でも応募しやすい
- 仕事内容がわかりやすい
- 最初から高度な専門スキルを求められにくい
- パート・派遣・契約社員など入口が広い
逆に、最初から高い専門性や実績を求められる仕事は、無職期間が長い人ほど不利になりやすいです。
無職から再就職しやすい人の応募の進め方
再就職を成功させたいなら、応募の進め方も重要です。
- 最初から1社に絞らない
- 同時に3〜5件は応募する
- ブランク理由は短く、前向きに伝える
- 「今は働ける状態です」とはっきり伝える
- 受かりやすさを優先して職歴をつなぐ
無職期間の説明は、長く言い訳するより、「現在は問題なく働けます」と簡潔に伝える方が印象が悪くなりにくいです。
無職期間の伝え方【面接で使いやすい例】
面接では、無職期間を長く言い訳しすぎると逆効果になりやすいです。
ポイントは、理由を短く伝えたうえで、今は働ける状態だと示すことです。
例文1
前職退職後、少し就業から離れていましたが、現在は働ける状態が整っており、長く続けられる仕事を探しています。
例文2
ブランクはありますが、その間に生活を立て直し、今は安定して勤務できる状況です。未経験でも早く仕事を覚えていきたいと考えています。
例文3
少し仕事から離れていた時期はありますが、今は再就職を第一に考えており、まずはしっかり働き続けることを重視しています。
最初の1社目で失敗しにくい応募先の選び方
最初の1社目は、理想条件よりも「続けやすさ」を優先した方が失敗しにくいです。
- 通勤が無理なく続けられる
- 仕事内容がイメージしやすい
- 未経験可、研修ありの求人を選ぶ
- 勤務時間が生活リズムに合う
- 体力面で無理がない
特に無職期間が長い場合は、最初から理想の仕事を狙うより、まずは職歴をつなげやすい仕事を選ぶ方が現実的です。
再就職を急ぐ人がやりがちな失敗
- 1社ごとに結果を待ってしまう
- 応募数が少なすぎる
- 仕事内容をよく見ずに応募する
- 条件を絞りすぎる
- 体力や通勤の負担を軽く見てしまう
再就職を急ぐときほど、3〜5件ずつ並行して応募し、仕事内容を比較しながら決める方が成功しやすいです。
よくある質問
無職期間は何か月あると不利ですか?
期間だけで決まるわけではありません。
ただし、長くなるほど説明は求められやすいので、短く自然に答えられるようにしておく方が安心です。
40代後半・50代でも間に合いますか?
はい。
未経験から入りやすい仕事、求人が多い仕事、体力負担を調整しやすい仕事を選べば十分間に合います。
資格なしでも受かりますか?
はい。
倉庫作業、清掃、スーパー店員、コールセンターなどは、資格なしでも応募しやすいです。
まず何から始めればいいですか?
まずは、理想条件を少しゆるめて、応募できる仕事を3つ以上出すことです。
そこから応募を進める方が早いです。
応募前チェックリスト
- 通勤時間は無理がないか
- 勤務時間は生活リズムに合うか
- 体力的に続けられそうか
- 仕事内容は自分に合っているか
- 人と接する量は許容できるか
- 長く続けられる働き方か
まとめ
無職から再就職しやすい仕事を選ぶなら、まずは次の順で考えると失敗しにくいです。
- 倉庫作業員
- ビル清掃
- スーパー店員
- コールセンターオペレーター
- 介護職
- 一般事務
- 医療事務
ポイントは、見た目の良さより、入りやすさと続けやすさです。
無職期間がある人ほど、まずは再就職しやすい仕事から立て直す方がうまくいきます。